2009年2月トールペイントの集まり&ひな人形と和ろうそく
|

昨日、ようやくおひな様を出して飾りました。
以前にもブログに書きましたが、22年前に娘のために作ったお雛様です。
先日、部屋の片付けをしていたら
なんと22年前、お雛様を作るときに参考にしたちらしが出てきました。

綺麗にハサミで切り抜いて・・・といいたいのですが無造作にびりびりとちぎったのが
古い切り抜きと一緒に出てきました。
このちらしを見ながら
娘の初節句に間に合うように夜なべして作った当時のことを思い出しました。
もう色がずいぶん褪せてきましたが愛着のあるお雛様です。
今年はぼんぼりの代わりにお雛様の絵を描いたろうそくを飾りました。

和ろうそくにアクリル絵の具を使っておひな様の絵を描きました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
去年の秋、神戸に旅行したときに北野工房の中の和ろうそくのお店にはいりました。
季節の花々や節句の絵が描かれた絵ろうそくがたくさん並べられていました。
絵ろうそくは会津が発祥の地といわれています。
今から500年ほど前、宝徳年間、時の領主芦名盛信が漆の植樹を奨励したことに始まったといわれています。
漆樹の樹液は漆塗料となり、又その実(種)からは蝋(ろう)が採取されたため、以来漆器とろうそくは会津の伝統産業となりました。
天正年間(1590年)に、会津に移ってきた蒲生氏郷が、近江より優れた技術者を呼び寄せ、ろうそくの品質を高めたといわれています。
その後、江戸時代には藩主である松平氏が財源として活用した為、
ろうそくは日本中に行き渡り会津ろうそくの品質の良さは広く世間に知られることになりました。
又売り上げ向上はかるためにろうそくに絵を付けた絵ろうそくが考案され、、当時の大名や神社仏閣、上流社会で愛用されました。
特に婚礼の際には一対の絵ろうそくがともされ、これが「華燭の典」の語源になったともいわれ
花のない会津の冬には仏壇に供える花の代わりに絵ろうそくを飾るようになったといわれています。
最近では和ろうそく特有の炎の美しさからお茶席や料亭での灯の演出として利用されたり、
インテリアや癒しのグッズとしてもとめられていくそうです。
絵ろうそくは色の白い上質の蝋でろうそくを作り、回りに絵付けして、その上に蝋を塗って作られています。
蝋は漆の実から採取して作ったもので極めてぜいたくな高級品でした。
しかし現在は漆の実が採れず、ハゼを原料とした白蝋を用いているそうです。
美しい絵が描かれた絵ろうそくを見て私もろうそくに絵を描いてみたいなぁと思い
その時何も絵が描かれていない白いろうそくを数本買ってきて
今回、おひな様の絵を描いてみました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先日、17日にトールペイントの集まりがあり
そのときにも、皆さんでおひな様の絵をろうそくに描きました。

時間内に仕上げなくてはいけないので皆さんすごく集中して描かれています。
この日はおしゃべりもなし・・・おやつの時間もなし

最後にラメを振って仕上げます。
Yさんの作品できあがりました。可愛いでしょう?

他の皆さん、あと少しというところで時間がきてしまいました。
残りはお家で仕上げていただくことになりました。

持ってきてくださったおやつ、おみやげにいただいてきました~
いつもありがとうございます~
ごちそうさまでした。
