2009年 11月 13日
京都きだおれ~舞妓体験 その壱
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今日は、朝からどんよりとした曇り空、気温も上がりませんでした。
例の謎のお屋敷
夏の間は蔦におおわれていましたが
9月終わり頃から赤く紅葉し、もうすっかり枯れおちています。
だんだん秋も深まってきましたね。
今日は、昨年10月末に行った関西旅行の続きをアップします。
おつきあい下さい・・
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金閣寺から車で八坂神社近くのゆめみる夢さんで舞妓体験をしてきました。
もちろん私ではなく、娘ですよ~ご安心ください~
まず、顔を作っていきます。
鬢付け油を顔に塗っていきます。
鬢付け油にさわってみると常温では硬いんです。
のびにくいのでかなり力を入れて塗っていました。
こすられて顔が赤くなっていますね。
眉にも油を付け、広げるようにしてつぶします。
これをきれいに塗る事によって、次に行う『白塗り』のお化粧がきれいにのります。
体温で溶けた油が白塗りの化粧と混ざり合って肌に綺麗に密着するそうです。
笑ったときにぱりぱりしたり皺が寄ったりすることもなくなるそうです。
次は白塗りです。
白塗りは水化粧です。
ドーランで白くするところもあるそうですが
こちらは本物の舞妓さんのお顔をつくる方の指導を受けているそうです。
背中は生え際からWの字の形に塗ります。
はけで白塗りしたあとは粉をはたきこんでいきます。
頬と額に薄い紅色を塗りその上からまた白く塗り粉をはたきます。
白塗りの下にわずかに頬紅が薄く透けて見えるようにすることで
べたっとした白塗りではなくて自然な表情に仕上がるそうです。
本物の舞妓さんは生え際まできっちり白塗りはせずに
少しひかえたところまで塗って肌の色を残すそうです。
以前はこちらでもそうしていたそうですが、
お客さんから塗り残しがあると指摘されることがあって
今は、生え際まできっちりと白塗りをするメイクにしているそうです。
まぶたとまゆにまず目に『やくよけ』の紅を置いていきます。
その上から黒くアイラインを入れ
眉も描きます。
かなり太めに目張りを入れました。
唇に紅をさします。
舞妓さんで一年生の半玉さんは下唇だけに紅を刺すそうです。
こちらでは不自然にならないように上下に紅を入れているそうです。
衣装はこの中から選びました。
次は着付けです。
舞妓さんの帯はだらりの帯なので重さで下がってこないように
かなりきつく帯を締めます。
着物が赤だったのでそれに合う鶸色(ひわ色)の帯を選んでいただきました。
こちらで着付けをする方は、本物の舞妓さんの着付けもされているそうです。
一日に何人もの方の着付けをする事もあるそうですが
お商売とはいえ、着付けの手さばきは素晴らしい~と思いました。
頭は全鬘ではなく、半鬘を使用しています。
前髪と横の髪を少し残して
鬘に沿わせるように結い上げます。
生え際が自分の髪が見えているのでより自然な仕上がりになります。
始めかぶった鬘は前にずり下がるので奥から小さい鬘を出してきてくださいました。
この後この季節のかんざし 菊の花のかんざしを付け
さて次回はいよいよ写真撮影です。
by mint-a-la-mode
| 2009-11-13 16:33
| 着物